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ヌールハイム、カロラシオーネ。 [2007]

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台風が行ってしまえば、涼しくなるかな?と、漠然と期待していたのですが、甘かった... いやはや、まだまだ暑い!ということで、まだ行きます、北欧... さて、北欧と言えば、オーロラ!北欧神話では、天空を駆け巡るヴァルキューレたちの甲冑の輝きだと語られたのだとか... いや、北欧の人々の想像力の豊かさと、センスに感心してしまう。でもって、おもしろいのは、そのメカニズムにも想像性を感じ、センスすら見出せるところ... あれって、夜に現れるけれど、太陽からの光なのだよね。もちろん、日光とは別物。太陽が放出したプラズマが、地球の磁場に弾かれるも、一部、器用に巻き込まれ、太陽とは反対の方向から、極地の磁場の隙間にスルっと入り込み、大気に漂う酸素原子やら何やらをびっくりさせて、光らせるという、随分と凝った仕掛けの壮大な手品のよう。いや、あれは、オーディン(北欧神話の主神、ドイツ語ではヴォータン... )がヴァルキューレたちを使って繰り広げる手品なのかも... そういう北欧の特別な環境が育む、「北欧」の感性ってあるような気がする。
ということで、オーロラが揺らめくようなエレクトリカルな音楽!ノルウェーの現代音楽専門家集団、シカダのキーボーディスト、ケネス・カールソンと、パーカッショニスト、ビョルン・ラッベンのシカダ・デュオと、アク・パルメラドのエレクトロニクスに、エリザベト・ホルメッツ(ソプラノ)の歌も加わって、ノルウェーの作曲家、ヌールハイムの作品集(2L/2L-039-SACD)を聴く。

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