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デンマーク王、クリスチャン4世の宮廷音楽。 [2010]

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カラフルなレゴのブロックに、お洒落なイルムスの家具... 現在のデンマークのイメージは、クリエイティヴかつナチュラルなイメージ。が、歴史を遡ると、まったく違ったイメージが浮かび上がる。何と言っても、ヨーロッパ中を震え上がらせたヴァイキング(9世紀から11世紀に掛けて... )の国であって... その延長線上に、イギリス、ノルウェーをも支配し、北海帝国(1016-42)を築いた国であって... ノルウェー、スウェーデンの王位を獲得、カルマル同盟を結成(1397)して、北欧に君臨した国であって... クリスチャン4世(在位 : 1588-1648)の時代には、ヨーロッパ全体を巻き込んだ宗教戦争、三十年戦争(1618-48)に介入、新教側のリーダーとしてドイツに侵攻。旧教、ハプスブルク家の皇帝と対決し、ヨーロッパ有数の強国として存在感を示した国であって... 歴史上のデンマークは、現在の小さな国の姿からはちょっと想像が付かないような強大な国としてインパクトを放っている。ということで、19世紀、"デンマーク黄金時代"から遡って、本物のデンマーク黄金時代へ!
その黄金時代を象徴する王様、クリスチャン4世の宮廷音楽を再現する1枚... フランスの古楽アンサンブル、レ・ウィッチズの演奏で、イギリスのヒューム、ドイツのシャイトに、デンマークのペザアスンなど、16世紀末から17世紀前半に掛けて、コペンハーゲンの宮廷で奏でられた多彩な音楽を集めるアルバム、"Konge af Danmark"(Alpha/Alpha 163)を聴く。

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