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スウェーデンの合唱とジャズの共鳴、RESONANSER。 [2008]

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ノルウェーのグリーグ、フィンランドのシベリウス、デンマークのニールセンと、個性、溢れる、クラシックにおける「北欧」。なのだけれど、スウェーデンは、若干、存在感が薄い?えーっ、スウェーデンは「歌」の国でありまして... 往年の名ソプラノ、ビルギット・ニルソンがおり、今やメッゾ・ソプラノの大御所、アンネ・ソフィー・フォン・オッターがおり、さらには、ABBAに、マルムスティーンに、メイヤに、カーディンガンズとかスウェディッシュ・ポップなどなど、振り返ってみると、ジャンルを問わず、凄い歌い手、個性を持った歌手が多くいることに気付かされる。で、その源には、何があるのだろう?スウェーデンには、キュールニングという伝統的な唱法があり、牧場の牛を呼び寄せる時に用いるらしい... それは、広い放牧地から牛を集めるだけに、遠くまでよく透るもので、どこか信号音のような不思議な歌であり、牛を呼び寄せる一方、狼や熊を追い払うこともできるのだとか... いや、スウェーデンの人々は、歌を通して、自然と対話することができる?雄大な北欧の自然に抱かれ、育まれたスウェーデンの歌声は、やっぱり一味違うのか?牛ばかりでなく、世界中の人々も惹き付けることに...
さて、スウェーデンの歌声で欠かせないのがコーラス!ということで、セシリア・リディンエル・アーリンが率いた、ウプサラ大学の合唱団、アルメンナ・ソンゲンによる興味深いアルバム、国民楽派から現代音楽までを取り上げながら、ジャズ・ピアニスト、アンデシュ・ヴィドマルクとセッションしてしまうアルバム、"RESONANSER(共鳴)"(BIS/BIS-CD-1714)を聴く。

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