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シューベルト、「未完成」を完成させたら... [2018]

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シューベルトの交響曲はいくつある?昔、「グレイト」は、9番だったけれど、いつの頃からか8番に... 現在は、完成された交響曲の8番目が「グレイト」ということになっている。けれど、昔の8番、今の7番は、「未完成」だから、ツッコミを入れずにいられない。そもそもシューベルトには「未完成」ばかりでなく、未完成の交響曲が多い。現在、14曲の存在が確認されているシューベルトの交響曲。内、6曲が未完成(「未完成」も、そこに含む... )。このあたりに、シューベルトのヘタレっぷりを感じずにはいられない。のだけれど、裏を返せば、後の世に、課題を残してくれたと言えるのかも... そして、それら課題は、指揮者や音楽学者、作曲家らによって、様々に取り組まれ、中には、ベリオのレンダリングのように、魔改造というか、魔増築された作品まで出現!未完成であることは、実は、より創造的なのかもしれない。改めて、振り返ってみると、そんな風にも思えて来る。
ということで、「未完成」の完成形!アーノンクール亡き後、シュテファン・ゴットフリートを新たに音楽監督に迎えたウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの演奏で、シューベルトの「未完成」、サマーレとコールスによる補筆完成版(APARTÉ/AP 189)で聴く。

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