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いろいろあって、ローマ、修道院にて... ベートーヴェンと向き合うリスト、 [2014]

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1月も終わりが見えて参りました。てか、早い!何だか、お正月がもの凄い勢い遠ざかっている感じ... いや、2019年は、まだ始まったばかりだけれど、平成は刻一刻とその終わりへと歩みを進めているわけで、始まったばかりなのに、終わりに向かうという、不思議な感覚。こんな感覚、もう二度と体験できないだろうなァ。そうした中、トランスクリプションに注目しております。中世の聖歌を弦楽四重奏で奏でると、まるでミニマル・ミュージックのように響き... ラヴェルのピアノ作品、クープランのクラヴサン曲集をアコーディオンで奏でると、時代を越えて通底するフランスらしさが浮かび上がり... ドメニコ・スカルラッティの鍵盤楽器のソナタをヴァイオリンで奏でれば、先進的だったドメニコの音楽に古風な表情が見て取れて... 奏でる楽器を変えることで生まれるケミストリーのおもしろさ!そして、演奏家たちのトランスクリプションの妙に感心。いや、トランスクリプションは刺激的。時代が改まろうという中で聴くからか、余計に変容することが刺激的に感じられる?のかも...
さて、トランスクリプションの"古典"を取り上げたいと思います。リストによるベートーヴェン!異才、ユーリ・マルティノフがピリオドのピアノで弾くリスト版のベートーヴェンの交響曲のシリーズから、「英雄」と8番(Zig-Zag Territoires/ZZT 336)を聴く。

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