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モーツァルト、春、 [2019]

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この間、買い物の帰りに、桜の木の下を通ったのだけれど、足元には、まだたくさんのガクが残っていて... それが、とても寂しげで... 毎年、みんなから、綺麗だねぇ~ っと、見上げられる桜が、今年は、愛でられることなく、散ってしまった。桜の木は、いつもと違う、この状況を、どんな風に感じているのだろう?朝からの花見の陣取りに、無粋なブルーシート、アルコール臭漂う夜桜と、例年の騒々しさが、パっと消えてしまった春。何だか、狐に抓まれたかのようで、ウイルスのニュースを知らなければ、薄気味悪いかもしれない。もちろん、これまでにない穏やかな春にもなったのだけれど、賑わいのない春が、思いの外、寂しいことに気付かされる春だったなと... 足元の桜のガクを目にして、そんなことを思う。一方で、桜の木を見上げると、もうすっかりと青々とした葉に覆われていて、すでに前に進んでいる!いや、当たり前なのだけれど、その青々とした姿を見上げて、くよくよしない春のパワフルさに感動を覚える。勇気付けられる。ということで、パワフルな春を聴く。
フランスの新鋭、ヴァン・カイック四重奏団の演奏による、モーツァルトの弦楽四重奏曲、14番、「春」と、15番、それから、K.138のディヴェルティメント(Alpha/Alpha 551)。春の陽気を思わせる、モーツァルトの無邪気なサウンドに触れて、前を向こう!

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