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年の瀬に聴く『展覧会の絵』、アリス・沙良・オット、大器! [2013]

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何となしに、いつもの年より、いろいろ思うことが多いような今年の年の瀬... それだけ、いろいろなことがあった2019年ということなのだろう。そんな2019年を振り返って、頭に浮かぶのは、「分断」の二文字。世界で、日本で、あらゆる場所で、「分断」が強調される一年だったなと... ニュースには、日々、分断された向こう側を罵る人々が登場し、そんな場面を繰り返し流されれば、不安ばかりが募る一年でもあったなと... また、そうした不安をエネルギーに、「分断」は、ますます勢い付いて... しかし、少し冷静になって、少し距離を取って、分断のあちら側とそちら側を見つめてみると、何だか滑稽にも思えて来る一年でもあった。分断の右側を見れば、何だか呑んだくれのオヤジのように見えるし、左側を見れば、過保護のママみたいだし... ママが過保護だから、オヤジはますます呑んだくれて、オヤジが呑んだくれて、ワケがわからなくなるから、ママはヒステリーを起こし... 見事な悪循環!一方で、そこには、ある種のコミュニケーションが成立していたようにも思う。てか、20世紀の昭和の典型的なバッドな家庭の風景のよう?で、21世紀のリアルに生きる、オヤジとママのこどもたち、私たちは、そんな両親が、はっきり言って、うざい... 呑まずに現実を見ろ!ヒステリー起こす前に現実に対処しろ!サイレント・マジョリティーたるこどもたちの本音は、そういうものではないだろうか?今、本当にある「分断」は、親子間のもの。つまり、20世紀的な志向と、21世紀に生まれつつある指向の対立。かなと... 過渡期なればこその対立なのだよね、これも歴史に回収されれば、興味深い。となるのだろうけれど、まだ先だァ。は、さて置き、音楽。
前回、ダ・ヴィンチの名作を音楽で構成する大胆な企画を聴いたので、本家、『展覧会の絵』、どうかなと... いや、年末感ない?この組曲... ということで、アリス・沙良・オットが弾く、ムソルグスキーの『展覧会の絵』と、シューベルトの17番のピアノ・ソナタによるライヴ盤(Deutsche Grammophon/4790088)。を、聴きながら、2019年を振り返る年の瀬。みたいな...

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