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5年後のクラシックの行方は? [miscellany]

ショパンの生誕200年、記念すべきショパン・コンクールの優勝者が決まった!が、日本での報道は、今一、盛り上がらない?ような気がする... のは、日本勢が入賞圏内にいなかったからか?けど、記念すべき... だぞ?!と、多少、焦るものあり。いや、ショパンはさほど好きな作曲家でもないし、クラシックにおけるコンクールの位置付けなんてのは、ますます微妙になりつつあるわけだけれど、ショパンのメモリアルのショパン・コンクール、ニッポン人はショパンが好き... ということで、もう少し話題にしても良いような... で、今一、盛り上がらない?あたりに、クラシックというジャンルの弱体化を、見るようでして。やっぱ、寂しい。よなぁ。
さて、優勝者、ユリアナ・アヴディエヴァ。アルゲリッチ以来、45年ぶりの女性優勝者とのこと...

おもいっきりミーハーだけれど、どんな感じ?なんて、聴いてみたくもあり... やっぱり、記念すべき年の優勝。アルゲリッチ以来、45年ぶり。というあたりが、妙に期待感を誘う。いや、好奇心を誘う。かな?今時、コンクールに優勝したからって、そのままクラシック・シーンで大活躍できるほど、甘くはない。あるいは、コンクールというもの自体に、懐疑的になりつつあるような、ないような...
こどもだった頃、1985年、こどもながらに、みんながブーニン、ブーニン、言っていたのを覚えている。ショパン・コンクールでの優勝が、どういうことなのか、まったくわかっていなかったけれど、その、こどもの耳にはやたらキャッチーな「ブーニン」という響きが、お気に入りだった(ムーミンとか、ブーニャンとか、そんな感じ?)。で、そんな、こどもながらに、ブーニンという響きが耳に届くほど、ショパン・コンクールは旋風を巻き起こしていたのだろう。クラシックという枠を越えて、みんながブーニン、ブーニンと言っていた頃... それから四半世紀が過ぎ、迎えたショパンのメモリアルは、何となく感慨深い... というか、寂しいものあり。
けれど、だからこそ、21世紀におけるコンクールに興味を覚えてしまう。多少、捻くれた考えかもしれないけれど、今という時代に、どんなピアニストが選ばれたのか?どんな音を奏でるのだろうか?で、早速、優勝者、ユリアナ・アヴディエヴァ、12月のN響定期でショパンの1番のピアノ協奏曲を弾く予定。
で、驚かされるのが、優勝者が誰になるかも分からない内に、「ショパン・コンクールの優勝者」でショパンのコンチェルトを... というキャスティングをしているN響のフットワークの軽さ!こういうタイムリーさ、生々しいクラシック・シーンの動静を感じられることに、妙に感心してしまう。ミーハーだろうが何だろうが、そういう感覚、クラシックに欠けているのでは?などと思う今日この頃(入賞者コンサートは、恒例なんだけれどね... )。それにしても、N響定期だもの... N響も思い切ったことをしてくれる。

さて、話しは変わりまして... どうも近頃、ピリオド・シフト... ピリオドものばかり手に取ってしまう(と、先日、書いた通り... )。もちろん、ピリオド寄りなスタンスもあるのだけれど、別にモダンを排除しようなんてことは、さらさら考えていない。というより、何でも聴きたい!という節操の無さこそ、ブログ是(とか、言ってみちゃう... )。が、知らず知らずにピリオド・シフト... なのはなぜ?と、振り返る。
どうも、クラシックのメイン・ラインたる、モダンでの録音が勢いを失っている?ように感じたり。いや、リリースがまったく無いわけではないのだけれど、興味を引くのはどうもピリオドものだったりする。もちろん、趣味の問題でもあるけれど... 以前はこうではなかった... という思いが、日に日に強まるような。で、そこに、クラシックそのものの元気の無さを見出すわけで。クラシックって、これからどうなってゆくのだろう?例えば、5年後、次のショパン・コンクールがやって来た時、どうなっているのだろうか?クラシック・シーンを牽引してきたメジャー・レーベルが、ここ数年で驚くほどやつれてしまったり、そんな変わり様を目にするにつけ、5年先が読めなく、クラシックの存在に、結構、真面目に、不安を感じてしまう。は、考え過ぎなのか?




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