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鉄とクラ。 [miscellany]

近頃、鉄オタといえば、電車を止める人々のことを言う?
なんて、俄然、イメージが悪くなってしまったのだけれど... 止めてしまうほどの愛の炎に彩られた人々、熱いわけでして... そんなところに目に飛び込んできた一文に、目を丸くする。「いわゆる世の"鉄道オタク"のかなりが"クラシック音楽オタク"と重複しますが、」(King International談)って、そうなの?!と、驚いてしまう。いや、軽めにドキりとし、かもしれない... なんて、我が身を振り返り...
いや、「オタ」の称号を戴けるほどの知識も愛もないのだけれど、やっぱり鉄道が好き。男の子の通って来た道というのか、杵柄?今やクラシックにしっかり重心を移してしまったものの、鉄道関連のニュースなどはかなり気になる。そんなところに、King Internationalから『鉄オタクラシック/オーケストラ曲編』(King International/KKC 5080)なるアルバムがリリースされると聞いて、ちょっとワクワクしてしまう。
一体、どんなアルバムになるの?!

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1010.gifKKC5080.jpg1010.gif
と、期待してみたら、hänsslerからリリースされていたRAILROAD RHYTHMS(hänssler/93.187)の国内盤なのね... と、ちょっとトーンダウン。けど、改めてアルバムに並べられた作品を見つめれば、その多彩な作曲家たちの作品に驚かされる。ヨハン・シュトラウスから、イベール、コープランド、ヴィラ・ロボス、レブエルタスまで?!そんなアルバムのとりは、もちろん、オネゲルのパシフィック231!
鉄道とクラシック、一見、結びつかないようで、これだけ鉄道に因んだ作品はあるのかと、妙に感心。そして、「いわゆる世の"鉄道オタク"のかなりが"クラシック音楽オタク"と重複しますが、」ばかりでなく、作曲家もまた、鉄道が好き?オネゲルはその代表だけれど... ドヴォルザーク、ヒンデミット... やはり、他の面々も大なり小なりそうなのだろうか?そういえば、レーゲンスブルク劇場の音楽総監督、阪哲郎氏はまさにオタ(オフィシャル・サイトは、音楽のみならず鉄道関連でも充実?)な領域にあるマエストロ。昨日の新聞にも一面広告、JR東日本のCMに登場する五嶋龍君も、鉄道好きの縁あって... のはず。
となれば、鉄道とクラシック、鉄道と音楽の相性というのが気になる。鉄道というのは、ある種のリズム楽器?様々な音がするサウンドマシーン?なのかもしれない(ケミカル・ブラザーズの"Star Guitar"なんて、そんな感覚?)。列車が発する音のひとつひとつに耳を澄ませば、実はちょっとした交響楽が広がっていて。音階を奏でる電車もあったりする(京急の赤い電車... くるりも歌った「ファソラシドレミファソー」と奏でるモーター... で、そんな歌を作ってしまった岸田繁氏が、テツとクラの典型的な... )。作曲家にインスピレーションを与える乗り物... 演奏家が好きな乗り物... なんて考えたら、いつもの電車も、素敵なのかもしれない?

さて、話しは変わりまして... 先日、取り上げたBolivian Baroque vol.3(Channel Classics/CCSSA 28009)に関連して... イエズス会により開かれた伝道所の伝統を今に伝える、ボリビアの農村のオーケストラの様子を伝えるドキュメンタリー、ノンフィクションW『アマゾンの子どもオーケストラ』が、wowowにて放送されるとのこと。イエズス会によりバロックの頃に持ち込まれた西洋音楽... イエズス会は追放された後も、しっかりと根付いて今に至った姿は大いに気になるところ。




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