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眺めのいい部屋。 [miscellany]

新宿のタワーレコードに寄る。"intoxicate"(タワーが隔月で出しているフリーマガジン)をもらいに...
って、買い物でないあたりが、嫌味な客なのだけれど。新宿のタワーというのは、特に買い物がなくとも、つい寄りたくなってしまう。視聴できるCDはいろいろ、話題の新譜はフロアにいつも流れていて... ぼぉーっと過ごすだけでも、たっぷり音楽に浸かれる。というのは、他のメガストアでも同じか... しかし... ニューエイジや古楽の奥にある視聴コーナーからの眺めは、他にはないすばらしさ!でして。
高層ビルが乱立する東京にあって、眼前には新宿御苑、その向こうには神宮外苑、赤坂御用地、その先には皇居... とくれば、思いっきり空を味わえる。それも、音楽を聴きながら。ま、長居はできないけれど。その時、その時、気になるアルバムを聴きながら、眺める東京のランドスケープというのは、ちょっとドラマティックだったり。で、そんな情景を前に、気持ちをリセット。何気に、こっそり、マイ・パワースポットにしていたり。
さて、音楽に話しを戻して...

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1010.gifEZCD10006.jpg1010.gif
もらってきた"intoxicate"に、気になっていたアルバムの記事を見つける。マルチなバリトン、松平敬氏の『MONO=POLI(モノ=ポリ)』(Enzo Recordings/EZCD 10006)。ゴシック期から現代まで、たった独りで、高音から低音までカヴァーし、多重録音、エレクトロニクスを駆使しての、21世紀型ポリフォニー?アンビエントな仕上がり?なんて、漠然としたイメージを持っていたのだけれど、選曲、構成自体も、相当に凝っているようで、記事を読めば、俄然、興味を掻き立てられる。で、実際、どんなサウンドになるのだろう?と、気になって気になってしょうがなかったのだが、クリップ、発見!"intoxicate"の見出しには、「衝撃的な1人電脳合唱作品」なんてあって、エキセントリックなサウンドを期待したのだけれど、それほどでもない?もっと音楽の深いとこを突いてくるアルバム?かつウィットもかなり利いているようで... 声部がひとつひとつ増えてゆくクリップの作りが、シンプルにおもしろい!

さて、HMVの「ベルリン・フィル・ラウンジ」第18号で、気になるトピックを見つける。
「準メルクルのリヨン国立管弦楽団で、権力闘争」とのこと... でもって、メルクルの立場が危うくなっているらしい(すでに、後任には、スラトキンが決まっているのだとか... )。メルクル+リヨン国立管という組合せは、なかなか興味深い響きを紡ぎ出していただけに、こういう事態、極めて残念。何より、NAXOSからのドビュッシーの管弦楽曲全集が完遂されるかどうかわからない。というあたり、かなりショック。
しかし、政治が、アグレッシヴに芸術に噛んでくるあたり、欧米ならではというか、日本ではあり得ないなと... もちろん、どうかと思う事態なのだけれど、アグレッシヴに噛んでくるだけのヴィジョンなり、知識なりを、政治の側が持ち合わせているという状況は、変に、羨ましい... 日本の政治が芸術に噛むといえば、「仕分け」で、あーだこーだ、採算面についてのみ噛みつくのが精一杯という情けなさ。




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