メモリアル・ポストリュードが、静かに熱い！ [miscellany]
2010年は... ショパンに、シューマンに、マーラーに...
またまた「メモリアル」のテンコ盛り！大いに盛り上がるのだろう。いや、すでに盛り上がっている。誰々全集やら、何々ボックスやら、メモリアルならではのもの凄い企画が、次から次へと... それにしても、みんな、もんの凄い組枚数だったりするのだけれど、聴き切れるのだろうか？過去のメモリアルの、自身の経験から考えるに、2ケタとなるとキツイ... もちろん、全集、ボックスとして、1人の作曲家の作品が、ひとつにまとまっているというのは、ありがたいのだけれど... うわぁー！っと、宝箱を開くような感覚というのは最初の内で、聴き始めると、後、何枚だ？と、食傷気味に。しばらくすると、どこに何が入っているのかがよくわからなくなり、宝箱は、納められたお宝より、箱の方が目立ってしまったりして。そんな箱(これがまた立派だったりして... )を目にする度に、メモリアルに足をすくわれたかな？なんて、ちらりと苦い思いがするような、しないような。
というあたりはさて置き、ショパンに、シューマンに、マーラーに... の一方で、昨年のメモリアルの余韻というのも、意外とあったりでして。メモリアルの成果が、メモリアルが明けて、CDとなってリリース。みたいな...
で、このメモリアルのポストリュードこそ、なかなか興味深く。
2009年のメモリアルと言えば、ヘンデルに、ハイドンに、メンデルスゾーンに...
で、彼らのメモリアル・ポストリュード、ハイドンが特に気になる！
海の向こう、メモリアルだからこそ取り上げられた作品を、クラシックの辺境、極東の小さな島国でも楽しめるのが、メモリアル・ポストリュード？そうしたあたりで、興味深いリリースが続くCAPRICCIO(一時期は消滅？何て状況に陥りながらも、見事に息を吹き返しつつある？)。ツィーザク(ソプラノ)が歌うハイドンのカンツォネッタ集(CAPRICCIO／C 5025)、ハイドンのソナタ全集で注目を集めたショルンスハイム(チェンバロ、フォルテ・ピアノ、オルガン)による鍵盤楽器のための協奏曲集(CAPRICCIO／C 5022)など、気になるところ。
で、さらに気になるのは、弟シュペリング+カペラ・アウグスティーナによるハイドンのカンタータ『アプラウスス』(CAPRICCIO／C 5036)。って何？！と、初めて聞くカンタータに、興味津々。プレ・メモリアルには、オラトリオ『トビアの帰還』(NAXOS／8.570300)を。メモリアルには、人形劇『火事』(CPO／777 213-2)といった、ハイドンの珍しい作品を掘り起こし、好演してきた弟シュペリング+カペラ・アウグスティーナだけに、カンタータ『アプラウスス』も期待せずにはいられない。
もちろん、こればかりでない。ガイック+ロルフェオ・バロック管によるドイツ語版のオペラ『無人島』(deutsche harmonia mundi／88697579852)やら、レツボール+アルス・アンティクァ・オーストリアによる、ハイドンと同時期に活躍したウィーンのリュート奏者、コハウトをフィーチャーしたアルバム"Karl Kohaut - Haydn's Lute Player"(Challenge Classics／CC 72323)などのマニアックさは、メモリアル・ポストリュードの醍醐味か？
で、マニアックなものばかりではない、ハイドンのメモリアル・ポストリュード...
シリーズの始まりからして見事な演奏を繰り広げた、シュパンツィヒ四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲選集、vol.1(ACCENT／ACC 24197)に続くvol.2(ACCENT／ACC 24220)が、まもなくリリース(ちょっと遅かったんじゃないのぉ～ )。そして、メモリアルの来日公演が大きな話題を集めた、ミンコフスキ+レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル。まもなくザロモン・セット、全12曲(naïve／V 5176)を、4枚組でリリース。聴き切れるかなと、多少、不安を抱えながらも、待ちきれない！で、交響曲で忘れてならないのが、ファイ＋ハイデルベルク響のシリーズ。メモリアルはメンデルスゾーンにシフトしていた彼らだが、再びハイドンへと戻ってくる。で、次なるリリース、vol.12(hänssler／)は、48番と56番の交響曲が収録されるとのこと。もちろん、楽しみ。
それにしても、メモリアルより、メモリアル・ポストリュードの方が熱い？
またまた「メモリアル」のテンコ盛り！大いに盛り上がるのだろう。いや、すでに盛り上がっている。誰々全集やら、何々ボックスやら、メモリアルならではのもの凄い企画が、次から次へと... それにしても、みんな、もんの凄い組枚数だったりするのだけれど、聴き切れるのだろうか？過去のメモリアルの、自身の経験から考えるに、2ケタとなるとキツイ... もちろん、全集、ボックスとして、1人の作曲家の作品が、ひとつにまとまっているというのは、ありがたいのだけれど... うわぁー！っと、宝箱を開くような感覚というのは最初の内で、聴き始めると、後、何枚だ？と、食傷気味に。しばらくすると、どこに何が入っているのかがよくわからなくなり、宝箱は、納められたお宝より、箱の方が目立ってしまったりして。そんな箱(これがまた立派だったりして... )を目にする度に、メモリアルに足をすくわれたかな？なんて、ちらりと苦い思いがするような、しないような。
というあたりはさて置き、ショパンに、シューマンに、マーラーに... の一方で、昨年のメモリアルの余韻というのも、意外とあったりでして。メモリアルの成果が、メモリアルが明けて、CDとなってリリース。みたいな...
で、このメモリアルのポストリュードこそ、なかなか興味深く。
2009年のメモリアルと言えば、ヘンデルに、ハイドンに、メンデルスゾーンに...
で、彼らのメモリアル・ポストリュード、ハイドンが特に気になる！
で、さらに気になるのは、弟シュペリング+カペラ・アウグスティーナによるハイドンのカンタータ『アプラウスス』(CAPRICCIO／C 5036)。って何？！と、初めて聞くカンタータに、興味津々。プレ・メモリアルには、オラトリオ『トビアの帰還』(NAXOS／8.570300)を。メモリアルには、人形劇『火事』(CPO／777 213-2)といった、ハイドンの珍しい作品を掘り起こし、好演してきた弟シュペリング+カペラ・アウグスティーナだけに、カンタータ『アプラウスス』も期待せずにはいられない。
もちろん、こればかりでない。ガイック+ロルフェオ・バロック管によるドイツ語版のオペラ『無人島』(deutsche harmonia mundi／88697579852)やら、レツボール+アルス・アンティクァ・オーストリアによる、ハイドンと同時期に活躍したウィーンのリュート奏者、コハウトをフィーチャーしたアルバム"Karl Kohaut - Haydn's Lute Player"(Challenge Classics／CC 72323)などのマニアックさは、メモリアル・ポストリュードの醍醐味か？
で、マニアックなものばかりではない、ハイドンのメモリアル・ポストリュード...
シリーズの始まりからして見事な演奏を繰り広げた、シュパンツィヒ四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲選集、vol.1(ACCENT／ACC 24197)に続くvol.2(ACCENT／ACC 24220)が、まもなくリリース(ちょっと遅かったんじゃないのぉ～ )。そして、メモリアルの来日公演が大きな話題を集めた、ミンコフスキ+レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル。まもなくザロモン・セット、全12曲(naïve／V 5176)を、4枚組でリリース。聴き切れるかなと、多少、不安を抱えながらも、待ちきれない！で、交響曲で忘れてならないのが、ファイ＋ハイデルベルク響のシリーズ。メモリアルはメンデルスゾーンにシフトしていた彼らだが、再びハイドンへと戻ってくる。で、次なるリリース、vol.12(hänssler／)は、48番と56番の交響曲が収録されるとのこと。もちろん、楽しみ。
それにしても、メモリアルより、メモリアル・ポストリュードの方が熱い？
タグ：ハイドン
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