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ベートーヴェン、第九。 [2019]

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ステイ・ホームなものだから、いつからゴールデン・ウィークで、いつまでゴールデン・ウィークなのか、よくわからなくなって来ている、今日この頃... 何だか、時間が引き伸ばされて行くような、奇妙な感覚を覚えるのです。という中で、第九を聴く。一気に、年末へ!って、時間を壊しに掛かっている?いやいやいや、実は、第九が初演されたのは、1824年の5月7日。そう、196年前の今日なのです!あの歓喜の歌は、年の瀬ではなくて、勢いを増す春の陽気の中で産声を上げたわけです。そういう史実を前にすると、お馴染みのメロディーもまた少し違って聴こえて来るような気がします。そして、今こそ、歓喜の歌、なのかもしれない... おお友よ、このような音ではない!我々はもっと心地良い、もっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか!不安で視野を狭めることなく、不満で日々を無為に送ることなく、しっかりと明日を見据えて、何より、コロナ禍の一日も早い終息を願って、今、肺炎に苦しんでいる人々の快癒を願って、逝ってしまった人々の冥福を祈って、今こその、第九。
鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパン、アン・ヘレン・モーエン(ソプラノ)、マリアンネ・ベアーテ・キーラント(アルト)、アラン・クレイトン(テノール)、ニール・ディヴィス(バス)で、ベートーヴェンの交響曲、第9番、「合唱付き」(BIS/BIS-2451)を聴く。

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