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チャイコフスキー、聖金口イオアン聖体礼儀。 [2019]

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今、日本人宇宙飛行士たちへのインタビューをまとめた『宇宙から帰ってきた日本人』(稲泉連著)という本を読んでおります。で、語られる、地球を飛び出して、地球を見つめての、それぞれの印象... 思ったより小さかった、大きかった、ひとつの宇宙船のようだった、ひとつの生命体のようだった、そして、思いの外、儚く感じられた... 宇宙飛行士だからこその知見は実に興味深く、またそこに、今、現在、地球が置かれている状況を重ねれば、感慨を覚えずにはいられない。で、おおっ?!と思ったのが、2015年、国際宇宙ステーションに滞在した油井さんの、宇宙から地球を見つめる感覚は、「ロシア正教の教会に入ったときの感覚」に似ているというもの... スペースシャトル退役後、ソユーズが発射するロシアが宇宙への玄関となり、ロシアでも訓練を受けることになった油井さんは、何度かロシア正教の教会を訪れ、そこにあった厳かさ、静寂が醸し出す神秘が、地球が浮かぶ宇宙空間にも感じられたのだとか... いや、俄然、ロシア正教会が気になってしまうじゃないすか!
ということで、ロシア正教会の教会音楽に注目してみる。シグヴァルズ・クラーヴァ率いるラトヴィア放送合唱団で、チャイコフスキーの聖金口イオアン聖体礼儀と、9つの聖歌(ONDINE/ODE 1336-2)を聴く。そこから、宇宙空間を追体験... できるか?

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