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フランス革命の喧騒に響く、革命歌と反革命歌... [2016]

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7月4日は、アメリカ独立記念日ということで、アメリカ音楽史をざっくり遡ったのだけれど、続いて7月14日は、フランス革命記念日、パリ祭!となれば、今度はフランス革命にまつわる音楽を聴いてみようかなと... いや、フランス音楽史において、フランス革命は、黒歴史とさえ言える事態。ヨーロッパ中の巨匠を集めて、音楽の都として燦然と輝いていたパリだったが、蜘蛛の子を散らすように巨匠たちはいなくなり、その音楽シーンを支えて来たパトロンたち、富裕な貴族、高位聖職者たちは、国外追放されるか、ギロチンであの世に追放された。そして、長い歴史を誇った教会音楽は、革命政府の反教会政策により、壊滅... 18世紀の音楽大国は、その最後で、カタストロフに見舞われる。一方で、瓦解して新たに生まれる音楽も... 外国人の巨匠たちの、かしこまった音楽とは対極を成す、人々の間で歌い出された革命歌!それは、誰もが歌える新しい音楽!
ということで、フランスの歌の歴史をつぶさに探る異色の古楽アンサンブル、アルノー・マルゾラティ率いる、レ・リュネジアンによる、フランス革命期を彩った革命歌、それから、反革命歌も歌ってしまう、"FRANCE 1789"(Alpha/Alpha 810)を聴く。

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