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新しい時代に願いを籠めて、世界の調和。 [before 2005]

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新しい時代、令和を音楽で寿ぐ!山田耕筰のおめでたい交響曲に続きまして、令和の「和」の字に通じる、ヒンデミットの交響曲「世界の調和」を聴いてみようと思う。いや、日本は、ゴールデン・ウィーク中、時間が止まり、まるで夢の中にいるような不思議な心地に包まれていたわけだけれど、一転、世界に目を向ければ、あっちでも、こっちでも、不穏な空気が渦巻いていて... 少し前(そう、オバマ大統領がまだホワイトハウスにいた頃... )までは、それと無しに、ハーモニーがあったように思うのだけれど、今や、酷いポリフォニー... 面子にばかりこだわるみっともない権力者たちの行状が荒目立ちし、不満を抱えた人々は、ただ不満をブチまけるだけの不毛が世界中に横溢している現状。まるで世界中が駄々っ子になってしまったかのような、21世紀。ビューティフル・ハーモニーは、あまりに遠い... もちろん、全てが同じハーモニーを奏でられるなんてことはあり得ないし、ハーモニーも強制されれば、全体主義になってしまうけれど、あらゆる問題に着実に向き合うために、世界があと少し隣で奏でられるメロディーに耳を傾けることができたならば、世界はもっと楽に過ごせる気がするのだよね...
ということで、世界に調和がもたらされますように!今一度、「令和」の言葉に願いを籠めて、ヘルベルト・ブロムシュテットが率いた、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏で、ヒンデミットの交響曲「世界の調和」(DECCA/458 899-2)を聴く。

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