SSブログ

ロマン主義を古典美に昇華する、シュポーア、『最後の審判』。 [2014]

83294.jpg
さて、桜、見て来ました!でもって、何だかフワァーっとしてしまう(って、飲んではいませんよ... )。いや、桜には、ある種の陶酔を引き出す、何かがあるような気がする。とかく、情緒やら、その精神性について語られることの多い桜だけれど、実際に、その姿を前にすると、理屈抜きの多幸感に包まれるようで... 桜の下のドンチャン騒ぎも、日本人に限らず、桜に熱狂してしまうあたりも、桜という木が持つ某かの力を感じてしまう。そもそも、木が丸ごと花だらけって、ちょっと尋常じゃない... ほんのり桜色とかで、巧みにごまかされているけれど、桜という花木は、どこか超現実的な気がしてしまう。ぱっと散ってしまうところも、夢幻を見るようで、超現実感を際立たせるし... 何よりも、その中毒性たるや!何だかんだで、毎年に見に行っている... 毎年、同じなのに... 美しいものを愛でる、というのは、当たり前にしても、桜には、それ以上の何かがあるのかも?そんなことをふと思った平成最後の桜、花見(って、桜じゃなくて、梅だけど... )の扉書きに因む新元号、令和の発表もあり、いつもより、桜パワーが効いて、よりフワァーっとしてしまったか?いやいやいや、気を引き締めて行かねば!まだまだ四旬節期間中(思ったより長い印象... )であります。ということで、ガツンと気を引き締めるために、カタストロフ...
前々回、アイブラーに続いての終末オラトリオ... フリーダー・ベルニウス率いる、シュトゥットガルト室内合唱団、ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)、ソフィー・ハームセン(アルト)、アンドレアス・ヴェラー(テノール)、コンスタンティン・ヴォルフ(バス)、そして、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の演奏で、シュポーアのオラトリオ『最後の審判』(Carus/83.294)を聴く。

続きを読む...


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。