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春の目覚め... ランゴー、芳しき、交響曲。 [2018]

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何だか、万葉への思いが、フツフツと湧いてしまっている、単細胞生物です。
いや、「令和」がなけらゃ、『万葉集』への関心なんて、なかなか沸かなかったよ。と、つくづく... そして、これまでの不勉強をですね、反省するわけです。でね、万葉が素敵過ぎて、今さらながらに、ビックリしております。初春の令月、風和らいで、梅は開花し、蘭が薫るのです(「梅披鏡前之粉」、「蘭薰珮後之香」、この見事な対が、たまらん!)。それも、ファンデみたいな梅の花の色に、フレグランスを付けたアクセサリーからさり気なく薫るみたいに蘭の香りが漂うというね、現代に通じる万葉のお洒落センス!ちょっと、素敵じゃない?「平成」には無かったよ、こういうロマンティック... てか、これまでも無かったのでは?厳めしくて元号、というイメージを覆す、『万葉集』というチョイス。万葉のたおやかさ、におやかさには、現代っ子感覚すら見出せる気がする(花見をしますよ、という扉書きに向かって、やれ国粋主義だ、やれ右傾化だって、アナタ、それこそエイプリル・フールだよ... )。そんな出典のままに、「令和」の時代が、しなやかで、多様性に溢れる時代となって欲しい!
という願いも籠めまして、令月、風和らいで、春が目覚めるブルーミンな音楽を... サカリ・オラモの指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、アヌ・コムシ(ソプラノ)の歌で、ランゴー、交響曲、第2番、「春の目覚め」(DACAPO/6.220653)を聴く。

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