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没後200年、ガッツァニーガ。もうひとつのドン・ジョヴァンニ... [before 2005]

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突然ですが、18世紀の音楽を、クリスマス・ケーキに例えてみます。すぐに目に付くサンタの飾りは、モーツァルトでしょうか、チョコレートで書かれた"Merry Christmas"の文字は、バッハでしょうか、クリスマス・ツリーの飾りは、ヘンデル?柊の赤い実は、ヴィヴァルディ?それらを美しく取り囲むクリームのデコレーションは、ハイドンかな... そして、みんな、そうした飾りにばかり目が奪われてしまって、ケーキ本体を食べてないよね?幾層にも積まれたスポンジとクリーム、時にはフルーツが挟まっていて... そういうコンビネーションがあって、しっかりと全体を味わってこそ美味しい18世紀の音楽!なんて考えてしまったのは、没後250年を迎えた作曲家たち、コジェルフヴェラチーニポルポラネブラと聴いて来て... ヴィヴァルディ、ヘンデル、バッハ、ハイドン、モーツァルトの周りには、常に豊かな音楽が鳴り響き、共鳴し合い、そこにこそ、おもしろさがあると思う。
ということで、没後200年を迎えたガッツァニーガに注目!で、ガッツァニーガの名前を知る切っ掛けとなる、もうひとつの『ドン・ジョヴァンニ』、モーツァルトよりも9ヶ月ほど先んじて初演され、その台本の下敷きとされたガッツァニーガのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』(SONY CLASSICAL/SK 46693)を、ブルーノ・ヴァイルの指揮、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団の演奏で聴く。

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