2人でゴルトベルク変奏曲を... ヴィオラ・ダ・ガンバのやさしい響きで... [2008]
朝起きると、何となく頭痛がして、時折、眩暈のような感覚もあって、何だろうと思っていたら、テレビから、そんな症状の説明とともに、「秋バテ」という言葉が聞こえて来た。夏の酷暑の疲労が蓄積された状態のまま、季節の変わり目の寒暖差に晒されると、身体がその寒暖差に対応し切れず、バテてしまう?とか、そんな感じだったと思うのだけれど... いや、「秋バテ」というものがあったことに驚いた。それにしても、秋にまでバテるとは... ため息が出てしまう。で、ふと思う。秋のみならず、2018年、そのものにもバテてないか?次々に起こる災害、次々に明るみとなるスキャンダル、内に外に、右を向いても、左を向いても、ぞんざいな政治家たち、そして、右往左往の私たち、最悪なのは、煽らずにいられないメディア。自然界も人間界も、ワァーっとなって、何が何だかわからなくなっているような2018年。10月に入り、そんな2018年も4分の3が過ぎ、残すところ3ヶ月となった、今、完全に2018年に疲れている自分がいて... みなさんは、2018年バテ、してませんか?
ということで、10月は、癒しと浄化を求めて、音楽を聴いてみようかなと... その1枚目に、バッハ。クラース・ハルダースとジルケ・シュトラウフの演奏で、バッハのゴールドベルク変奏曲、2つのヴィオラ・ダ・ガンバ版(RAUMKLANG/RK 2807)を聴く。