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カッチーニ、エウリディーチェ。 [2014]

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さて、9月です。学校では、新学期がスタート、クラシックでは、新たなシーズンが開幕、そんなリスタートに相応しい音楽を聴いてみようかなと... で、今年、没後400年のメモリアルを迎えるカッチーニに注目!イタリア古典歌曲の定番の作曲家だけれど、お行儀良く、お上品に、楚々と歌われるイタリア古典歌曲の印象からか、クラシックにおけるカッチーニの存在感は、同時代を生きたモンテヴェルディに比べると、インパクトに欠ける。が、音楽史から見つめれば、カッチーニの功績はただならない。モノディーの発明により、現在に至る音楽の在り方を示し、モンテヴェルディの先を行って、バロックの扉を開いた人物。その扉を開くにあたって伝えられる人物像は、またインパクトのあるもので、実に興味深い。ということで、バロックへの扉、オペラ誕生に迫る。
リナルド・アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノの演奏、シルヴィア・フリガート(ソプラノ)のエウリディーチェ、フリオ・ザナージ(バリトン)のオルフェオで、現存最古のオペラ、カッチーニのオペラ『エウリディーチェ』(naïve/OP 30552)を聴く。

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