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さようなら、2014年。 [overview]

とうとう、2014年、最後の更新です。そして、何だかんだで、師走も走り切れそうです。いや、振り返って見れば、2014年そのものを突っ走って来たような、そんな感覚も... そして、走り去った風景がとにかく遠くに感じられる... あっという間の一年でありながら、一年前が倍以上に昔に感じる。というのは、濃密だったということか?どうなんだ?世の中は、世界は、間違いなく濃密だったけれど、自身へと目を向けると、密度に自信が持てなかったり... 一方で、当blogは?結構、濃密だったかな?という、ちょっとした手応えもあったり...
さて、2014年も、いろいろ聴いて参りました。ま、古い旧譜ばかりなのだけれど。よって、聴き直し尽くした一年でもあるのだけれど。おかげで、久々に聴くことのおもしろさを再確認する瞬間、多々あり。旧譜なのに新鮮に向き合えるから、クラシックってやっぱり奥が深い... なんて、今さらながらに思う。ということで、そんな2014年、聴き直し尽くした143タイトルを振り返る。

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改めて並べてみると、何だか圧倒される。こんなにも聴いたんだ... という143タイトル。で、どれこれもすばらしく... 改めて聴き直すと、それぞれのアルバムのより良い部分ばかりが耳に飛び込んで来るような、不思議な感覚を覚える。でもって、より深く音楽に触れることができたような... クラシックも様々に散々聴いて来て蓄積された某かのものが、久々に聴く音楽に新たな扉を開く切っ掛けを与えてくれたのか?リリースされて十数年を経たアルバムも、今頃になって腑に落ちるものがあったり、まったく違う風景を見出したり、やっぱりクラシックって凄い!とか、無邪気に感動してしまう。そんな2014年、いくつかテーマを持って、広大なクラシックを巡る。
フランス・バロックが花開く過程を追い、フランス音楽の持つ明朗さに魅了され。改めてドイツ・ロマン主義の系譜を追い、そこに古典主義が深く根ざしていることに興味深さを覚え。さらには、中世の終わり、災厄の14世紀に遡り、危機に直面するヨーロッパに生まれた音楽の諸相を見つめ、そこから生まれたルネサンス・ポリフォニーを探り、如何にしてルネサンス・ポリフォニーから脱したのか?バロック期、ヴェネツィア楽派、北イタリアにおける音楽の進化をなぞり。ソチ・オリンピックを切っ掛けに、ロシア―ソヴィエトを... ブラジル、ワールドカップを切っ掛けに、ラテン・アメリカを... 勢い、北アメリカも巡って... クラシックの広がり、それぞれの国が持つ性格を音楽から感じることができ、とても興味深かった!そうした中で、特に興味深かったのが、日本!

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ということで、衝撃的だった1枚... 武満徹による邦楽器のための作品集、"IN AN AUTUMN GARDEN"(Deutsche Grammophon/471 5902)。いやー、琵琶に尺八、邦楽器の放つその厳しい表情に、身震いがする!2014年という年は、自然災害が本当に多かった一年だったけれど、裏を返せば、日本という国が置かれた厳しい自然環境を思い知らされたわけで... そうした厳しさが育んだサウンドというのか、"IN AN AUTUMN GARDEN"から聴こえて来るサウンドの、本当に厳しい表情と、そこから浮かび上がる独特のポエジーに、言い知れぬ畏怖と感動を覚える。そして、来年こそは、穏やかな一年でありますように... 日本ばかりでなく、世界が落ち着きを取り戻しますように... と、願って、2014年を締め括りたいと思います。
本年も、行き当たりばったりの当blogにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。来年も、音のタイル張り舗道。どうぞよろしくお願いします。

それでは、良いお年を!




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