華麗なる大円舞曲！躍って、踊らされて... [miscellany]
さて、2010年は、ショパン、生誕200年のメモリアル。
となれば、今年のクラシックは、大いに盛り上がる！はず... が、ショパンが苦手だったり。毎度のことではありますが、コテコテなクラシックが、どうも苦手... で、ピアノ詩人のピアノ作品というのは、「コテコテ」そのものに思えてしまって... という、ちょっと残念なヤツなのです。が、振り返ってみると、本当に苦手なのか？と思う節もあったり。丁寧にショパンを追ってみると、必ずしもひとつのイメージに納まり切らない作曲家の姿があって... かえって、「コテコテ」という色眼鏡を掛けて、ショパンの音楽に触れてみると、はっとさせられること、多々あり。苦手と言いながらも、実は、そんなショパンに、興味津々なのかもしれない。ならば今年は、大いに楽しめる？
ということで、今、気になっているのが、平野啓一郎著、『葬送』。ショパンの人生の最期の頃と、その時代を描いた小説。ということで、興味は持ちながらも、第1部、上下巻、第2部、上下巻と、その長大さに二の足を踏んで来たのだが... ショパンのメモリアル、挑んでみる？なんて、ちらりと考えている。ところに、『葬送』のコンピレーション・アルバムが登場... その名も『葬送』(EMI ミュージック・ジャパン／TOCE 56294)。さらには、ショパンの最後のコンサートを再現する、"Chopin The Last Legendary Concert"(EMI ミュージック・ジャパン／TOCE 56300)という続編まで予定されているとのこと。さすがは、メモリアル... しっかり商売してくるわけだ。が、平野啓一郎氏、監修、選曲、執筆というあたりは、気になる。
さて、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールの優勝で、一躍、時の人となった辻井くん。このコンクールのライヴ盤をリリースするharmonia mundiにとっては、思わぬドル箱となったか。ショパンのメモリアルに合わせて、コンクールでの1番のコンチェルト(harmonia mundi／KHM 997547)の録音を、異例にも日本向けに緊急リリース！メモリアルは、やはり稼ぎ時なのだ。が、ここで、しっかり儲けて、さらなるレーベルの充実が図られるならば、大いに歓迎したいところ。創設者、クータツ氏の訃報が伝えられたばかりのharmonia mundi... そのインディペンデント精神は、危機に瀕するクラシックにとって、希望をつなぐもの。その希望を、日本のお財布が間接的に支えることができたならば、それはそれで素敵なこと。
ショパン・メモリアル、新譜で気になるのが、ジョナサン・プロウライトが弾く、"Hommage à Chopin"(Hyperion／CDA 67803)。タイトルの通り、ショパンにオマージュを捧げる作品を集めた1枚... ということで、ショパン抜きで、ショパンをテーマにアルバムを編んでしまうわけだが、そこに集められた作曲家、なんと13人！ゴドフスキーや、モンポウはもちろん、チャイコフスキーからヴィラ・ロボスまで、ヴァラエティに富む作曲家たちのラインナップに驚かされる。よく集めたものだと思いつつ、それだけ、リスペクトされているという、クラシックにおけるショパンの存在の大きさに、改めて感じ入りもする。で、それぞれ、ショパンを素材に、どんな音楽を展開しているのか、大いに興味を掻き立てられるところ。
ところで、ショパン・メモリアル、最大のお祭りとなるだろうイヴェントが、5月、ゴールデン・ウィークの風物詩としてすっかり定着したラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。2010年は、もちろんショパン。先日、その詳細が明らかとなったわけだが、驚いた！並んだピアニストの名前の多彩なこと！さすがは「ピアノの詩人」のメモリアル、主役はピアニスト、さながらピアニスト・サミット。ポゴレリチまで来るとは... 凄い...
そうそう、この間、このblogに、突然、多くの人が訪れていただいて、驚きました。てか、ブっ魂消(タマゲ)ました。いや、普段、そんなに訪れていただけるようなblogではございませんでして... その訪問者数に、何でだ？！と、慄いていたところ、Sonnenfleckさんの、庭は夏の日ざかりにて、紹介していただいていることを知る。おまけに、何だか、もう、ね... 褒め殺しっす。プレッシャー掛けられまくり！いや、ここでひとつ、襟を正して... 楽しい音楽について、書いてゆければと、改めて思う次第(この場を借りまして、Sonnenfleckさん、thanks！)。
となれば、今年のクラシックは、大いに盛り上がる！はず... が、ショパンが苦手だったり。毎度のことではありますが、コテコテなクラシックが、どうも苦手... で、ピアノ詩人のピアノ作品というのは、「コテコテ」そのものに思えてしまって... という、ちょっと残念なヤツなのです。が、振り返ってみると、本当に苦手なのか？と思う節もあったり。丁寧にショパンを追ってみると、必ずしもひとつのイメージに納まり切らない作曲家の姿があって... かえって、「コテコテ」という色眼鏡を掛けて、ショパンの音楽に触れてみると、はっとさせられること、多々あり。苦手と言いながらも、実は、そんなショパンに、興味津々なのかもしれない。ならば今年は、大いに楽しめる？
さて、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールの優勝で、一躍、時の人となった辻井くん。このコンクールのライヴ盤をリリースするharmonia mundiにとっては、思わぬドル箱となったか。ショパンのメモリアルに合わせて、コンクールでの1番のコンチェルト(harmonia mundi／KHM 997547)の録音を、異例にも日本向けに緊急リリース！メモリアルは、やはり稼ぎ時なのだ。が、ここで、しっかり儲けて、さらなるレーベルの充実が図られるならば、大いに歓迎したいところ。創設者、クータツ氏の訃報が伝えられたばかりのharmonia mundi... そのインディペンデント精神は、危機に瀕するクラシックにとって、希望をつなぐもの。その希望を、日本のお財布が間接的に支えることができたならば、それはそれで素敵なこと。
ショパン・メモリアル、新譜で気になるのが、ジョナサン・プロウライトが弾く、"Hommage à Chopin"(Hyperion／CDA 67803)。タイトルの通り、ショパンにオマージュを捧げる作品を集めた1枚... ということで、ショパン抜きで、ショパンをテーマにアルバムを編んでしまうわけだが、そこに集められた作曲家、なんと13人！ゴドフスキーや、モンポウはもちろん、チャイコフスキーからヴィラ・ロボスまで、ヴァラエティに富む作曲家たちのラインナップに驚かされる。よく集めたものだと思いつつ、それだけ、リスペクトされているという、クラシックにおけるショパンの存在の大きさに、改めて感じ入りもする。で、それぞれ、ショパンを素材に、どんな音楽を展開しているのか、大いに興味を掻き立てられるところ。
ところで、ショパン・メモリアル、最大のお祭りとなるだろうイヴェントが、5月、ゴールデン・ウィークの風物詩としてすっかり定着したラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。2010年は、もちろんショパン。先日、その詳細が明らかとなったわけだが、驚いた！並んだピアニストの名前の多彩なこと！さすがは「ピアノの詩人」のメモリアル、主役はピアニスト、さながらピアニスト・サミット。ポゴレリチまで来るとは... 凄い...
そうそう、この間、このblogに、突然、多くの人が訪れていただいて、驚きました。てか、ブっ魂消(タマゲ)ました。いや、普段、そんなに訪れていただけるようなblogではございませんでして... その訪問者数に、何でだ？！と、慄いていたところ、Sonnenfleckさんの、庭は夏の日ざかりにて、紹介していただいていることを知る。おまけに、何だか、もう、ね... 褒め殺しっす。プレッシャー掛けられまくり！いや、ここでひとつ、襟を正して... 楽しい音楽について、書いてゆければと、改めて思う次第(この場を借りまして、Sonnenfleckさん、thanks！)。
タグ：ショパン
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